ご案内
黒潮が満ちる土地で、ゆっくりと。
高知県の西部、幡多郡黒潮町。目の前を黒潮がゆったりと流れ、白い砂浜と黒松の林が、海と暮らしのあいだにやさしく横たわるまちです。ここでは、時間の流れが少しだけ違う気がします。波の音を聞き、風のにおいを感じながら、何もしない贅沢な時間を思い出す。Share park flatは、そんな黒潮町の一角にひっそりと佇む、築130年の元酒蔵をリノベーションしたゲストハウスです。
「黒潮町」という、まちの名前
2006年、大方町と佐賀町がひとつになって生まれた黒潮町。その名は、沖合をゆったりと流れる暖流「黒潮」からいただいたものです。年間平均気温17度、雨の多い温暖な気候が、豊かな海の幸とのびやかな緑を育んできました。これといって特別な観光名所があるわけではありません。けれど、どこか懐かしく、自然と肩の力がすっと抜けていくような、今と昔を行き来できる場所がここにはあります。
4kmの砂浜と、百年の松原
ゲストハウスから歩いてすぐ、約4kmにわたって続くのが入野海岸です。引き潮のあと渚に残った水たまりが空を映しこみ、「水鏡」と呼ばれる景色をつくります。その美しさから「高知のウユニ塩湖」とも呼ばれ、朝夕の凪の時間には、カメラを手に砂浜を歩く人の姿も見られます。浜に沿って続く入野松原は、江戸時代の高潮や戦時中の伐採をくぐり抜け、地域の人々の手によって守られ続けてきました。1928年には国の名勝にも指定されました。散歩やサイクリング、そして毎年ゴールデンウィークには「Tシャツアート展」の舞台として、多くの人に親しまれています。
黒潮が運ぶ、旬の恵み
目の前を流れる黒潮は、この土地に豊かな恵みを運んできます。一本釣りで揚がったその日のうちに食卓へ並ぶ「日戻りカツオ」、太陽と風だけでじっくり仕上げる天日塩、長い砂地が続く温暖な気候を生かして日本一収穫が早い黒潮町のらっきょう、江戸時代から変わらぬ製法で炊き上げる黒糖。華やかな観光地ではないけれど、暮らしの中にたしかな美味しさがある。それが、この町の豊かさだと感じています。
ふらっと立ち寄り、フラットに繋がりあえる場所へ
Share park flatは、黒潮町の自然と時間の流れを、そのまま感じてもらえる場所でありたいと思っています。古民家の縁側で遊ぶニワトリを眺めながら、あるいは近くの浜まで足をのばしながらゆったりと過ごす。特別な予定がなくても、ただここにいるだけで満たされる。そんな滞在を、この土地とともにお届けしたいと思っています。
